ご相談をお受けする半分くらいはスタッフの教育等のマネジメント分野の内容です。
特に、トリミング技術以外の、
接遇や言葉遣いなどの対応面に苦労されていることも多いようです。
これらは、教えてすぐにできるものではなく、
本人が腑に落ちる形で納得させて行動させることが必要です。
人がものを理解する・覚えるためには、主に3つの方法があると言われています。
それは、
1)聞いて覚える ⇒ 言って聞かせる
2)身体で覚える ⇒ させてみる
3)目で見て覚える ⇒ 文字で読ませる
という3つです。
トリミングサロンの場合は、学生時代から座学よりも実技中心で教育を受けているため、
多くのサロンでは1)と2)の教育手法がメインとなっていると思います。
しかし、上記のように人によっては、覚えるのに適した方法というのは異なるのです。
最近、会員様では、書籍を読ませる教育手法を取り入れています。
本人に接遇や言葉遣いなど、課題となっているテーマに沿った内容の書籍を
3冊程購入させて読ませるという方法です。
ポイントは前述の通り、本人に『腑に落ちる』ことが重要ですので、
サロン側で書籍を与えるのではなく、本人に選ばせるという点です。
中には、「今まで店長に言われていた意味がようやく分かりました」という
スタッフさんも出てきました。
書籍3冊程度で、変わるのであれば安いものです。
今までの教育方法で限界を感じている場合は、一度試されてはいかがでしょうか?