2017年4月19日水曜日

聞き方による違い

北野です。

コンサルタントとして色々な内容をご相談いただくことが多いのですが、その内容にはポジティブなもの、ネガティブなものの両方があります。

人がやめる、新規が来ない、などのネガティブな内容については、日々悩まれる方も多いでしょう。こういった場合の考え方をご紹介します。

プレモータム分析という方法があります。これは、今から未来に向けた視点で考えるのではなく、未来から今に向けた逆の視点で考える方法です。

スタッフが定着しないというテーマであれば、

「あるスタッフが半年後に病院を辞めるとしたら、どんな理由が考えられるか?」という問いではなく、

「半年後に、あるスタッフが病院を辞めたとする。その理由は?」という問いに変えるということです。

実際に海外の検証実験では後者の問いかけのほうが平均25%も多くの具体的な理由や解決策が出てきたとのこと。

つまり、仮定ではなく事実ベースとして考えていく方がアイディアは出やすいし具体的になるということでしょう。

このように、同じテーマでも質問の仕方次第で出てくる解決策は変わってきます。工夫してみてください。